小さいお子さんの受診について

子どもが受診をいやがって一苦労、とおっしゃる保護者の方がいらっしゃいます。1~2歳前後のお子さんは人見知りする時期で、診察室に入るたびに大泣きするお子さんも少なくありません。そんな子たちも、1年くらいするとにこにこしながら診察室に入ってきてくれるようになります。心配しないで、成長の過程、とおおらかにお考えください。

当院では、採血や点滴などが必要な場合、お子さんが不安にならないよう、保護者の方にお子さんをしっかり抱っこしていただいて、お声を かけていただきながら行うようにしています。おもちゃに気をとられているうちに処置が終わってしまうこともあります。感染症の重症度を判定するCRP等の検査は、注射針を用いないで指先からの少量の採血で行うことができます。痛みを伴う注射などに際しては、お子さんの年齢に応じて、処置が必要な理由をわかりやすく説明してあげることが大切です。終わったら、よくがんばったね、とほめてあげてください。

医療スタッフも保護者の方も、協力しあって子どもの健康を守り、すこやかな発達を支えていきたい、そう考えています。