2021/11/22
Dexcom G6 CGMシステム G4から大きくグレードアップ・・
テルモ社が販売するDexcom G6。前モデルのG4から大きくグレードアップ。ワンタッチ操作でセンサー装着が可能になりました。持続血糖測定装置:CGM(Continuous Glucose Monitoring)ですので、グルコース値は自動的(5分毎)にスマートフォンに送信されます。アプリには多彩なアラーム機能が付いていて、低血糖や高血糖などをお好みのサウンドで知らせてくれます。2 歳以上のお子さんへの使用が承認されています。
アプリはApp StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできます。ご使用中の携帯が対応機種かどうかの確認が必要です。携帯の互換性を調べるサイトは以下の通りです。
https://www.dexcom.com/ja-JP/compatibility/device
専用アプリは3種類に分かれていて、それぞれ①Dexcom G6(グルコース値表示用)、②Dexcom CLARITY(血糖コントロールの分析・評価用)、③Dexcom Follow(データを共有する人用)となっています。
センサーは10日間の使用が可能。指先血糖測定の必要はありませんが、血糖値を入力して値を修正することも可能です。
2022年12月よりフリースタイルリブレ(下記参照)と同様の保険算定が可能になり、比較的安価に利用できるようになりました。
かざすだけで血糖値が分かるフリースタイルリブレ さらに進化が・・
2017年9月1日に保険適応されたフリースタイルリブレ。
50円玉大のセンサーを腕に貼り付けて、読み取り装置を数センチまで近づければ、皮下の間質液中グルコース濃度を知ることができます。服の上からでも測定が可能。グルコース濃度の表示だけでなく前8時間の血糖グラフとトレンド(上がっているか下がっているか)も表示されます。
2週間の連続使用が可能で、指先血糖測定による補正の必要もありません。
装着することで低血糖の頻度が減少することが報告されています。
当初、粘着テープによるかぶれが少数ながらみられていましたが、2020年12月以降は粘着テープに含まれるアクリル酸イソボルニルが除去され、かぶれがほとんどいなくなりました。
そして、リブレの時期バージョンとして海外ではリブレ2およびリブレ3が発売されています。リブレ2は従来のリブレと同様の機能に加え、低血糖などをリアルタイムに教えてくれるアラーム機能が追加されています。ただし、グルコース値を知るにはリーダーをかざす必要があります。
リブレ3は「リアルタイムCGM」に位置づけられるもので、スマートフォン等にグルコース値が自動表示され、リアルタイムで高・低血糖アラームを鳴らすことができます。サイズもかなり小さくなって、大きさが19mm、厚みが1セントコイン2枚分程度になるとのこと。一日も早く使えるようになることを楽しみにして待ちたいと思います。
ポンプに連動する持続血糖測定装置CGM(Continuous Glucose Monitoring)
日本メドトロニック株式会社からインスリンポンプ(最新モデル770Gなど)とこれに連動するCGMセンサ(ガーディアンセンサー3など)が提供されています。ガーディアンセンサー3は最大7日間(エンライトセンサーは最大6日間)の使用が可能です。
最新の770Gポンプでは、ガーディアンセンサー3から5分ごとに送られてくるセンサグルコース値に基づいて、血糖値を目標範囲内に自動的に保つスマートガード・オートモード機能が備わっています。ただし、CGMセンサの精度を高めるため一日3~4回、最低2回の血糖自己測定による較正が求められます。