選択肢が広がった持続血糖測定装置

Dexcom G6 CGMシステムに加えて、よりに便利なG7がでました・・

デキスコムジャパン合同会社は、これまでのDexcom G6に加え、さらに便利で小型のDexcom G7を2024年5月に発売しました。G6はトランスミッターとセンサーが別々でしたが、G7ではこれが一体化してワンタッチで装着可能になりました。また、装着から起動までのウォームアップ時間も30分に短縮されました。持続血糖測定装置:CGM(Continuous Glucose Monitoring)ですので、グルコース値は自動的にスマートフォン又はモニターに送信されます。アプリには多彩なアラーム機能が付いていて、低血糖や高血糖などをお好みのサウンドで知らせてくれます。2歳以上のお子さんへの使用が承認されています。
アプリはApp StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできます。ご使用中の携帯が対応機種かどうかの確認が必要です。携帯の互換性を調べるサイトは以下の通りです。

https://www.dexcom.com/ja-JP/compatibility/device

専用アプリは3種類に分かれていて、それぞれ①Dexcom G7(グルコース値表示用)、②Dexcom CLARITY(血糖コントロールの分析・評価用)、③Dexcom Follow(データを共有する人用)となっています。
G7のセンサーは10.5日間の使用が可能。指先血糖測定の必要はありませんが、血糖値を入力して値を修正することも可能です。
2022年12月よりフリースタイルリブレ(下記参照)と同様の保険算定が可能になり、比較的安価に利用できるようになりました。

DexcomG6&G7DexcomG6 Apli

 

かざすだけで血糖値が分かるフリースタイルリブレ リブレ2が発売されてさらに便利に・・

2017年9月1日に保険適応されたフリースタイルリブレ。
50円玉大のセンサーを腕に貼り付けて、読み取り装置を数センチまで近づければ、皮下の間質液中グルコース濃度を知ることができます。服の上からでも測定が可能。グルコース濃度の表示だけでなく前8時間の血糖グラフとトレンド(上がっているか下がっているか)も表示されます。
2週間の連続使用が可能で、指先血糖測定による補正の必要もありません。
装着することで低血糖の頻度が減少することが報告されています。
当初、粘着テープによるかぶれが少数ながらみられていましたが、2020年12月以降は粘着テープに含まれるアクリル酸イソボルニルが除去され、かぶれがほとんどいなくなりました。

2023年12月からはリブレ2が日本でも使用可能になりました。形状はこれまでのリブレと全く同じですが、ブルートゥース機能を搭載しており、かざさなくても1分ごとにグルコース値がスマートフォン、あるいはモニター上に表示されます。設定すれば低血糖および高血糖アラーム(オン・オフ可)を鳴らすことも可能です。スマートフォンには、あらかじめFreeStyleリブレLinkアプリをインストールしておく必要があります。

海外ではリブレ3も発売されています。
リブレ3は機能的にはリブレ2と同じと考えてよいかと思いますが、サイズがかなり小さくなっています。大きさは19mm、厚みは1セントコイン2枚分程度になっています。一日も早く使えるようになるといいですね。楽しみにして待ちたいと思います。

librelibresensor

 

ポンプに連動する持続血糖測定装置CGM(Continuous Glucose Monitoring)

日本メドトロニック株式会社からインスリンポンプ(最新モデル780G)とこれに連動するCGMセンサ(ガーディアンセンサー4)が提供されています。ガーディアンセンサー4は最大7日間の使用が可能です。
最新の780Gポンプではガーディアン4スマートCGMシステムが使えます。
ガーディアンセンサー4から送られてくるセンサグルコース値に基づいて、血糖値を目標範囲内に自動的に保つ(スマートガード・オートモード機能)ことが可能です。
ガーディアンセンサー4ではセンサ精度を保つための血糖自己測定による定期的な較正が不要になっています。

pump780gEnlightsensor4