スマートフォンと連携するインスリン・ペン型注入器

ノボ社が2022年に発売したインスリン・ペン型注入器はスマートフォンと連携できます・・

ノボ社が2022年2月に発売したノボペン6とノボペンエコープラスは、打ったインスリンの日時と単位数を最大 800 回まで自動的に記録。そのデータをスマートフォンにインストールされたアプリに無線送信できます。また、最後に打った単位数と経過時間をペン上部の液晶画面で確認できます。(下の丸い画像は、7秒前に5.5単位打ったことを示しています)
ノボペン6は最大投与量が60単位、1単位刻みで、カラーはグレーとブルーの2色。
ノボペンエコープラスのほうは最大投与量が30単位、0.5単位刻みで、カラーはレッドとライトブルーの2色となっています。
3 mL のペンフィル®カートリッジに対応しています。

novopen echo&6time and unit


ノボペンの液晶側を、スマートフォンのNFC(Near Field Communication 近距離通信システム)受信部に近づけることで、インスリン注入の履歴 (日時と投与量) がスマートフォンアプリに無線転送されます。送信のイメージとしては次の画像のようになります。
time and unit

 

スマートインスリンペンの注入履歴が読み取れるスマートフォンのアプリ・・

この機能に対応するアプリとして、①スマートe-SMBG、②FreeStyleリブレLink(対応予定)、③シンクヘルス、④メディセーフデータシェア、⑤マイシュガーアプリなどがあります。お勧めは「シンクヘルス」と「FreeStyleリブレLynk(対応予定)」。機能の多さからは「シンクヘルス」に軍配が上がります。
ノボ社も推奨するシンクヘルスアプリ(無料・App内課金あり)をお勧めする理由は3つ。一つ目は、もちろんノボペンのインスリン注入データが読み込めること。二つ目は、アボット社のFreeStyleリブレLinkのデータが取り込めること。三つ目は、毎回の食事の写真を残すことが出来ること。何を食べて、インスリンをいくら打ったら、血糖値がどう変化したかを振り返ることができます。コントロールの見直しに大いに役立ちます。
「シンクヘルス」は、リブレ以外にも国内で使われている多くの血糖測定器のデータを読み込むことができます。糖尿病のデータ管理だけでなく、血圧・体重・運動・お薬などを記録することもできますので、このアプリひとつで健康管理ができます。
ノボ社も推奨する「シンクヘルス」、興味のある方は是非一度お試しください。
(スマートインスリンペンとシンクヘルスを連携させるにはNFC搭載であること、iOS端末ではiOS13.0、iPhone8以上が必要です。)

「シンクヘルス」のホームページ(H2株式会社)は以下の通りです。
https://www.health2sync.com/ja/company/

「シンクヘルス」アプリは、iPhoneの方はApp Store、アンドロイドの方はGoogle Playで「シンクヘルス」で検索して、ダウンロードしてください。
アプリのダウンロード用QRコードは以下の通りです。
healthApliclsinkhealth cogo